そういわれても、私が子供のころ身近にいた老人と同じような人を見るのは非常に珍しいことになった(ような気がする)。なぜだろう。
健康情報が広く共有され、医療技術も進歩した。栄養状況は格段に良くなり、サプリメントなど栄養補助食品の利用も進んでいる。
しかしそこが主な原因ではないだろう。現代人は「老いる」ことが怖いのだ。「老いる」ことが悪だと思っているのだ。
現在の我々が使っている社会制度は、「老いることが悪」という思想に追い付いていない。医療・介護・年金の制度危機は思想が遅れているから起こっているのではないか?
敬老の日