第103回定例会報告

日時 10月2日(月曜)18:30~20:20

会場 大田区消費者生活センター

参加者 小林、大坪、下平、松田、岩代、清、向達、堀口、塩川、可児、津田区議、小川区議(敬称略)

Zoom  小林正二

1、報告事項

1,立憲パートナーズ全国の動き

  11月12日午後ににZoomで全国交流集会を開催する予定で準備を進めています。

2、蒲蒲線見合わせ署名推進の動き

  26日消費者生活センターに100人近くの参加者を集めて署名運動スタート集会が開かれ「新空港線(蒲蒲線)計画着工見合わせ署名」が始まった。

  パートナーズの会からは可児、堀口が署名運動事務局に参加することとなった。

3、私、参加してきました

9月24日生活センターで311甲状腺がん裁判の報告集会を開きたくさん方に参加いただきました(小林正二)

9月30日大井町キュリアンで開かれたあべ祐美子都議の3区総支部長就任集会に参加。立ち見が出るほどの人で、即戦力候補として期待の声が多かった。(可児)

松尾あきひろ事務所から10月12日に立憲民主党東京都第7区総支部主催、緊急対談企画!~鈴木エイト氏×藤倉善郎氏 カルト教団と政治について語り  尽くします!~についてのお知らせがあつた。(岩代)

4、その他

津田区議より、区議会日程の案内が徹底していないとの指摘が前回定例会で有ったとのお話があったので、各議員がしっかり対応するよう区議団としても確認しましたとの報告がありました。早々のご対応ありがとうございます。

あとから議事録や配信を見てわかるところもありますが、やはり現場の議場に行って分かることも多くありますので、時間をやりくりして傍聴に駆け付けてください。

2,協議事項
  1,気候危機、大田区での取り組み

 9月9日前回の講演会の後、具体的にどのような取り組みを進めたらいいのかを掘り下げる第2弾を期待するとの声が多くあってので、歌川さんとの調整などを進め11月17(金)   の18時半から、消費者生活センターで開催することになった。どの様な内容で開くかなど企画については、さらに意見をMLなどに投稿していただき煮詰めていきたい。大田区で取り組んでいる団体など具体的な情報をお願いいたします。

2,空港新線着工見合わせ署名の取り組みについて

   署名活動にどう取り組むかパートナーズの会としての考えを確認するために「なぜ、私たちは 新空港線着工のいったん見合わせ!!を求めるのか。」(画面共有4) について検討しました。

またこの考えに基づいて、立憲議員の方々がどのような考えを持っているのかを確認するために質問アンケート(添付資料))の説明がありました。検討する時間も必要なので次回定例会までに意見のある方は投稿してください。

署名活動は今の所6日にJR蒲田西口で16時半から、11日16時半から大森西口で行うことが決まっています。時間の許す方はぜひご参加ください。

3,議会傍聴活動のすすめ

    大田区議会第3回定例会は12日まであります。津田区議の総括質問?も予定されていますので、ご案内がありましたらよろしくお願いいたします。

4,今後の取り組みについて

Zoom中継の変更について。事前申し込みのある時だけZoomとのハイブリッドで行いますので開催3日前までにお知らせください。

3,次回定例会

日時 10月16日(月曜日)18:30~20:00

会場 大田区消費者生活センター

105回定例会 

11月6日(月曜日)18:30~20:00

会場 大田区消費者生活センター

(画面共有4、)

なぜ、私たちは

新空港線着工のいったん見合わせ!!を求めるのか。

今なぜ行動するのか?

新空港線(蒲蒲線)計画について、大田区と東京都は地方負担分について2022年6月に7対3で合意。大田区が示した計画によると東急多摩川線を地下化して延伸し京急線に乗り入れ羽田につなぐ。1期工事は1260億円で矢口渡駅から地下化して京急蒲田駅付近まで整備しようというものです。大田区と民間事業者で第3セクターを設立し計画が動きだしました。しかしいまだに2期工事については説明がされていません。

近く事業認可申請を行い2025年には着工。2035年の1期工事完成を目指しています。新空港線と言うなら空港につながる全体計画が明らかにならなければ判断することはできないはずです。大田区は説明もないまま再来年の着工を急ぎ既成事実を作ろうとしています。

様々な問題点を区民に知らせ、着工を一旦見合わせて全体計画の再検討を行う必要があると思いませんか。新空港線(蒲蒲線)計画着工見合わせ署名が動き出しました。いま行動する必要があります。

なぜ丁寧な説明をしないのか

そもそも蒲蒲線について区民の多くはJR蒲田と京急蒲田を繋いで便利になるとの受け取り方でした。

それが交通政策審議会答申による都市鉄道利便増進事業として利便性促進の名のもとに新空港線(蒲蒲線)計画と言う形で区民への十分な説明もなく1360億円と言う費用をかけて進められようとしています。

広域的な交通の利便性のための新空港線と、800メートルの間の交通の利便性を求める蒲蒲線は目的がそもそも違い別物です。

JR蒲田と京急蒲田間だけのことならもっと安く便利に作れる魅力的な案はいくらでもあります。広域的に羽田空港につなぐことが目的なら事業主体も費用負担も当然違ってくるはずです。

2期工事と合わせて検討を

しかも今示されているのは1期工事だけで、その先羽田までつながる計画は何も示されていません。何時迄につながるのかさえ不確かです。1期工事だけでさえ1360億という巨費を投じて建設することになっていますが、第2期工事の費用がどれほどになるのか概要は明らかにされていません。新空港線として整備するのなら、京急蒲田より先の羽田接続の計画を合わせて区民へ示し、その費用や採算性を十分検討してから判断するのが当然の手続きではないでしょうか。1期工事だけで判断することはできません。

大田区の人は便利になりません

1期工事の計画で進められると沿線住民はかえって不便になり、JR蒲田駅での乗り換えが今より不便になることが明らかになっている現状では、空港新線を起爆剤として街づくりを進める根拠がどこにあるのか疑問です。蒲田駅での乗降客数が若干増えるとしてもそれ以外の地域での街づくりにどのような貢献ができるのか具体的な計画はなく、それぞれの置かれた地域の特性を生かした街づくりを進めるという従来の方向との整合性にかけるとの指摘もあり、地元のメリットはあまり感じられません。

負の遺産になりませんか

羽田利用者が今後増加したとしても、今の新空港線の需要予測は過大で無理が有るのではないでしようか。JRアクセス線、バス輸送、マイカーにシフトすると予想され今後大きく伸びる競合他社との比較は十分になされたのでしか。不採算路線となれば毎年の赤字の負担は第3セクターの負債として最後は区の税金で穴埋めすることになりはしないか。負の遺産として孫子の代まで区民の負担が続く事になりはしないか心配されています。

生活インフラの更新、大規模災害への備え、新たなパンデミックへの体制整備、少子高齢化への対策、気候危機への対応など多額の費用を必要とする喫緊の課題は山積しています。新空港線に多額の費用をかけている場合ではないはずです。

陰でこそこそ進めないで情報の公開を

これらの疑問が解消されない現時点では、大田区が進めようとしている現行計画での着工は見合わせて再検討することが適当と考えます。これらの疑問に正面から答えようとしない大田区はじめ関係者に対しては、区民の意思表明を見える形にして、再検討を促すことが大事です。

新空港線着工見合わせを求める署名を集めて、再検討させることが必要ではないでしょうか。

あなたの署名で1期工事の着工を止め見直しを求めましょう。

2023年10月2日 立憲パートナーズ大田の会

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