第121回定例会報告

日時 7月15日(月曜)17:30~19:45

会場 大田区消費者生活センター

参加者 岩代、小林聡、松田、塩川、山崎、清、田中、伊東、山下、

    向達、大坪、小出、可児、平野区議、庄嶋区議

Zoom 小林正、堀口、

進行 可児、

記録 小林聡

内容
1、報告事項

1,立憲パートナーズ全国の動き

7月28日に「2024立憲つながる夏祭り」が開かれることとなりました。以前から計画されていた「日本農業の未来」学習会も予定通り時間を分けて行われることとなりました。サテライト会場を都連が設けるのか確認をして、もし設けないのなら大田区で儲けることとします。決まりましたらMLで案内いたします。それぞれ参加の申し込みは各自で行って、そのうえでサテライト会場の参加登録っもお願いします。

7月21日に都連つながる本部パートナーズミィーティング「都知事選振り返りとこれからを考えよう」が開かれます。11時から12時半です。参加は直接お願いいたします。

2,知事選の取り組みについて

7月7日投開票の都知事選の結果は、小池さん2,918,015票、石丸さん1,658,363票、蓮舫さん1,283,262票と言う残念な結果となりました。結果について様々な見方が言われてますが、実際に取り組んだ人の感想を聞きながら、今後の取り組みに役立てられるようなまとめを行いたいと思います。

,私、参加してきました

13日、岸本杉並区長就任2周年報告会が荻窪で開催されました。就任2年が経過し区民参加で進める区政の取り組みが進められる中で区職員の意識も変化してきていることなどが報告されました。一方議会は相変わらず古い殻から出ようとしない議員の抵抗もあるとのこと。区民が傍聴に行く事によって議会の変化を作り出すのが課題にもなっているようです。

今後の参考にしようと 大田区から5人が参加しました。
2,協議事項
1,知事選の取り組みについて
①知事選全体から感じたこと
*何度もいろいろな地域での活動に加わったが、すべてがかみ合っていない印象を受けた。どこで誰が全体を動かしているのか最後まで良く分からなかった。当初、オール東京でと言っていたがそのための組織がしっかりできていなかった。

*何度も各地の街宣活動のボランティアに参加した。初めのころは腕章をつけてビラ配布が出来たが二週目ごろからボランティアではなく議員などのスタッフだけがやるようになった。党の人がやる方が効率的という事だったのかもしれないが、そのような方針になったならそのようなアナウンスが欲しかった。遠くからわざわざ来ている人もいたのでやる気をそぐ結果となっていた。そのような人が一人街宣に向かった面もあったようだ。

*ネットの活用が大きく変わったと感じた。短い尺の画像を回数を多く発信することが必要だったのではないか。

*最近のイギリスやフランスの選挙結果を見ても世界中の政治が流動化して今までの政治基盤が崩れてきている。今回の知事選も今後を予感させるものがあったのではないか。

*街頭での本人の顔出しが少なすぎたように思う。無所属で立つと言いながら、党幹部や応援議員ばかりが長時間演説していた。話は悪くはないのだがもっと本人からのメッセージを早く伝えたり地元の人の話を取り上げた方がよかったのではないか。長時間一か所でやらずに時間によっては商店街とかでもやってほしかった。

*無所属で立ったので泉代表の推薦や表立った応援はしずらかったのかもしれないが、一体感が感じられなかった。

*蓮舫さんは嫌いと言う人は周りにも結構いた。そのような人に何を伝えるのかとか好き嫌いではなく今の都政の何が大問題でそれを蓮舫さんならどう変えるのかなど、しっかりした戦略が見えてこなかった。石丸陣営に比べて素人ぽさを感じた。

*石丸候補を積極的に批判するのか対策も伝わらなかった。マスコミもひどいが何か対策はあった方がよかったのではないか。

*テレビ討論会が実現しない中ネット討論会の画像が切り取られて拡散していた。印象操作されていたと思う。

*政策をよく考えて選ぶという感じではなく、今までとは違うからと選んでいる感じがした。

*蓮舫さんYouTubeもTiktokもやっていなかったと聞きますがもっと日頃からの発信など対策が必要ではないか。

*蓮舫さの話は話は後半どんどん良くなったように思う。いろいろな人の声を受けて柔軟に対応していたという事。身内を固めるだけでなく更に外の人や若い人に伝わる工夫も必要だったのではないか。

*街宣の時に最初に長々と党の重鎮や仲間の議員の人が大演説していたが、支持者にはいいのかもしれないがそうでない人にしてみれば知事選なのだから蓮舫さんの話を聞きたかったのではないか。今までの選挙スタイルなのかもしれないが無党派の人には受けなかったように感じた。選対の責任は大きい。

*本来なら現職の小池さんが3期目も知事を続けていいのかという事が最大の争点になるべきなのに、蓮舫蓮舫と叫んだことによって蓮舫さんが好きとか嫌いとか、蓮舫たたきがネットで繰り広げられ蓮舫さんの政治スタイルが争点化されていたように感じた。

*今まで通りの仲間内の選挙から脱出できなかったことが結果につながったと言えるのではないか。選挙をやっている中の人が見ていることと有権者が見ていることが違っている感じがした。

*今後の選挙が大きく変わる予感がした。一人街宣の様な市民選挙やネットを駆使した取り組みが中心となっていく。無党派層の投票が増えると野党に有利と言われてきたが逆になっている。無党派層は反政党層的な動きを見せている。古い選挙を変えていく事を真剣に検討する必要が有ると感じた。

*落選運動が呼びかけられていたが、一部の人が小池さんの街宣の周りでやめろコールとか叫んだことで、翼の党の選挙妨害のような言い方がされマイナス効果となっていた。Rシール騒動とか一般常識からみると批判が出てくることはやらない方がいいのではないか。評判を落とすために反対側の人がやることも考えられるが、こちらがそのようなことをやらないことを確認していればすぐわかるのだから、しっかり対処していくべきだ。

②大田区での取り組みで感じたこと

*大田区での選対がどのような形で作られたのか聞きたい。谷川さんが責任者で、市民連合事務局長、共産党区議、立憲津田さんの4人で回されたと聞くが、これではオール東京でと言う形ではないと思う。

*現実的に大田区での立憲の体制が弱いのでこのような結果になったのではないか。総支部長が不在のままで事務所も、動ける組織力もない。津田さんがすべてを背負ってかろうじてやれたというのが実情のように見えた。

*今回の選挙の争点を考えると、小池さんの最近の都議会運営や政策が利権がらみでどこで決められているのか疑問の声が大きくなっているなど、都議3人の方が前面に立って現場での声を大事にして大田区での取り組みを行った方が伝わりやすかったのではないかと思う。

*蓮舫さんが蒲田西口に来た時に地元の人の話は前座扱いで30分で終わった。よそから来た地元の状況に明るいとは言えない人が現場を仕切ってもうまくいかないことも多い。もっと地元の人を中心に謙虚な態度でやらないと反発を受けることが危惧される。

*一斉街宣が呼びかけられたが平日の朝に各駅でという事が無理が有ったのではないか。その日一日色々なところで都合のつく時間で取り組もうとかでやった方がよかったのではないか。見た目や自分たちの都合ではなく取り組んでくれる人を中心に考える方が盛り上がり成果も上がるのではないか。

*取り組みの連絡などでうまく流れない所もあった。連絡確認などはネットを使う時代なのだから改善する必要が有ると思った。

③今後の取り組みについて

*立憲の大田区での組織力が弱すぎることが問題ではないか。いつまでも総支部長も任命せづ組織強化にも取り組まないなら、何度やっても勝てない。改善を求めることを検討していく必要が有る。

*実際に動く人がいないと、結局そこは組織力のある組織に頼ることになり、思惑に振り回されることになる。最低限の自前で活動できる組織力を育てていかなくてはならないのではないか。
*大田区での取り組みも杉並の様に地域での活動する多くのグループなど幅広いつながりを普段から作って行く努力をすることが大事ではないか。小さなコップに無理やりあれもこれも詰め込むことはできない。大きなプラットホームにつながっていく事が大事ではないか。

*後援者が実際の選挙の活動に参加するには距離がある。そのためのプログラムの研究も必要ではないか。

3、その他、

*21日18時半から文化の森で区政報告会を開くとの案内が庄嶋区議からありました。

*21日14:00~16:00生活センターで子ども甲状腺がん裁判学習会を開きます。(小林正二)

*24日18時半から産業プラザPIOで「自立型海中ロボットの展開と課題」を浦環さん(東大名誉教授)が講演。詳しくはお問い合わせください。(田中)

*8月30日か31日に政治を変えようシンポジウムを東京の市民団体で企画中。詳しくは決まったらお知らせします。(塩川)

今後の定例会

122回定例会

8月5日(月曜日)18:30~20:00

会場 消費者生活センター

123回定例会

8月19日(月曜) 18:30~20:00

会場 消費者生活センター

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